Jan 26, 2011 16:56
エドは洗ったばかりのグラスに注いだバーボンを美味そうに一口飲んで言った。「君がこの店を開いた頃は
心に鎧を纏っていたな」などと詩的な事を言う。「…そうだったかな」私も酒を口に含んで曖昧に答えた。
「5年掛りでやっと脱がしたら、新しい鎧が現れるとはね」エドは大袈裟に肩を竦めた。「隠居はやめるよ、
世の中まだまだ面白い。それに、セールスマンの勘で君が今必要なものも判る」私は思わず眉を顰めて
「なんだ」と聞くとエドは右手を卑猥な形にして「手伝うぞ」「うるさい、もう寝ろ」私はエドを2階に追いやった。
…エドさん、ちょっと阿呆です。どこまでも町長をからかってる。
灯台,
s/v au
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Comments 1
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このお話のエドさんは、外見はアパルーサの時の雰囲気を
イメージしているのですが、内面は「ライトスタッフ」の時の
頭も切れて信望も厚いけど、なんかユーモアもある宇宙飛行士です。
宇宙飛行士になるための健康診断で精子検査のために
みんなで雑誌持ってトイレにこもるんだけど、この人が鼻歌まじりで
他の人に「お前だろ、わかってるんだ、やめろよ!気が散る!」と
散々言われても鼻歌やめないとか、可愛いです。
「ライトスタッフ」はいい映画。大好き。
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