Probably I cannot wait

Feb 02, 2011 23:21

エドは本当に疲れていたと見え、私のベッドですぐに寝入ってしまった。2階の自室からマットと寝袋を降ろし
テーブルや椅子を片付けた店の片隅に寝床を作る。眠ろうとして灯台職員の、真直に私を見返す笑みを含んだ
あの目を思い出した。暗い店内に岬の灯台の灯りが一定の間を置いて差し込む。「2年ちょっと」彼の突拍子も
ない申し出に笑いが込上げる。彼は本気だろうか、単なる思い付きなのか。彼なりに受け止めてくれたのは
嬉しいが、2年は長いよ。たぶん私が待ちきれない………と、この時は思った。まさか本当にやり通すなんて!

…町長の語りでした。
今回の「エドさん登場編」はこれで終わり。町長と灯台さんのお話はまた書くと思います。
2年ちょっとの間のモジモジが延々と続くと思われます。

灯台, s/v au

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Comments 1

(The comment has been removed)

とりあえず一旦終了で eniwasorati February 4 2011, 14:26:06 UTC
hangeさん、ありがとう!
毎回のコメントをこまめに入れて頂いて、とても励みになります。
灯台さんと町長さんのシリーズはサイトの方にまとめを
UPしました。
まとめて読んで見ると、ほのぼのですねえ。
2年間モジモジしてればいいよ!

この後はお題を頂いた天使藻をちょこっと書いてみようと
思います。またじわじわと進みますがお付き合いください。

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