harmoniously

[eniwasorati]

ローブの男は案の定、石段に腰掛けていた。退屈そうに鈍く暗い夜空を見上げていたが、ドアの隙間から覗く
私を見て「もういいかい？」と言う顔をして立ち上がりスタスタ中に入ってきた。違うんだ、ちょっと外に出てくれ
という意味でなく、出て行ってくれと言ったんだ。説明する私を無視して、彼は割れた窓を見、私を振り返ると
何かモゴモゴ言った。意味は分からないが意図は分かる。「窓を塞ごう、寒いから」って事だ。溜息が出る。
仕事で使う大きなシートを車から降ろし窓を塞ぐ。「そっち持て」と男に手伝わせる。奴は何でも嬉しそうだ。

…天使藻。ちびちびと続いています。
案の定、なし崩しに懐に入られているおっさん。

Comments

おどおどしてますよね

[eniwasorati]

hangeさん、ありがとう！
おっさん、最初からもう腰が引けてる感じがします。
怯えちゃってますから。
一方、天使藻は落ちたい所に落ちてきてるわけですから（笑）
これはもう押せ押せですよね。
おっさん語りでしばらく進めようと思います。なにせ天使藻はモゴモゴだし。