かつてミステリチャンネルにて、繰り返し放送されていた「主任警部モース」。二時間枠、33エピソードの、オックスフォード舞台のミステリドラマです。
そのモース警部の部下を10年以上務めたルイス巡査部長は、自分が見てきた海外ミステリドラマの中でも最も平凡イメージの脇役です。
主役のモースのインテリ頑固・芸術こだわりわがままぶりと対照的な庶民の代表キャラ。超偏屈変わり者のモースと一緒に仕事を続けられるのはルイス巡査部長以外ないと誰もが認める、泣けるほどのイイヒトです。
愛妻家・家族思いのルイス巡査部長でありながら、家庭の時間も犠牲にモースにつきあい仕事にはげみ、優秀なベテラン警察官となってもモースが上につっかえてたせいで、ずーーーっと昇進を逃してきました。
しかしモース警部はルイス巡査部長に、
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Comments 5
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でも、あの遠慮なく入ってくる感じ、おれの嫁の家、と言わんばかりでしたね~
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というか
ここでjadeさんと「ルイス警部」語りができるとはっ、ううう嬉しい!(あまりの嬉しさにこれまた長レスに…。)
で、まずモースですが…。
>何が悲しいって、全然好みでない色気女に手紙書いてしまうまでに、モースの孤独が極まったことでした。
>誰だって寂しいんだけどさ(涙)。
まさに、「モース」世界に一貫していたのが、この孤独・寂しさのような気がします。
加害者も被害者もモースも孤独。
そしてだいたい皆、自業自得。
そんな孤独と全然関係ない顔しながら、ちゃんと足並みそろえてつきあってきたのがルイスだったんだなぁ、としんみり。
(そんなルイスだから、モースは最後、魂をこめて乗り移後を託したんでしょう)
「ルイス」世界になると、どんなに悲しみに満ちようが、どこか人の絆に希望を繋げて纏めているように見えます。
エンドロールの曲も「モース」は悲しくドラマチックなのに(作品世界にピッタリの名曲ですね)「ルイス」はほっこりのんびりあったかで。
>でもあの厳しさが、作品を見事に完結させたんだよなあと
原作者コリン・デクスターの精神でしょうか。
本も買い漁って今三冊目読んでますが、原作版モースはドラマよりもっとルイス好き好きで、読んでてなんども吹いちゃいました。
さらに原作モースはルイスより年下の上司。
これってなんて下剋上・・・というのは置いといて。
原作の作品世界に流れる孤独、寂しさ、悲しさもドラマ版より深く、「キドリントンから消えた娘」なんてあんまりな結末にポカンとしたくらいでした。
それでいて全く後味が悪いというわけでもなく(名無し探偵、「ガーベラの女」に似た味わいをちょっと感じました)、面白いです。
>双方に対する愛と尊敬を感じます。
そこがまた見ていて心地よいところですね^^
こないだの#12「伝説のロッカー」でも
ルイス:「モース式でやろう」
ハサウェイ:「パブですね」にニンマリしました ( ... )
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え?ええ?えええーーーーー!!!!!
かわうそ先生ったら、そんな美味しいものを隠しちゃいやーーー(涙)
って、記事ポスト後3ヶ月以上過ぎてからコメント入れといて何言ってやがるってなもんですが^^;
(だって、リアルタイム時は流し見以上は無理だったんですよ、タイミング的に orz)
でも、いやーーーん(´_`。
がしがし語ってくださいv
いっそチャットでもしましょうか(←喰いつきすぎ)
>エンドロールの曲
・・・・・・ああ!
心から同意です。
ていうか、先の書き込みで触れようと思っていたのに、忘れました orz
モースのメイン・テーマ、すごく好きなんです。折に触れ頭の中で回ります(笑)。なんとも言えず haunting。
そしてルイスが、これがまたイイ(溜息)
ふわーっと、オックスフォードの空気に解放されていく感じ。
こんなに音楽が大切なシリーズなんですから、半端なものは作れませんよね。
ハサウェイのやってる音楽(ジャズ+中世音楽)、私は素敵だと思いますが、モースが聴いたら頭から湯気出して怒りそう。
ジャズは音楽じゃないって言ってましたし(笑)>モース
それをさくっと、ワールド・ミュージック、と娘に説明できてしまうルイス。モースに薫陶を受けちゃって、変われば変わるものです。
昔はモースにもらったチケット、1幕持たずに無駄にしてたのに(笑)
>原作モースはルイスより年下の上司
wikipedia 読んでびっくりしました。
ケヴィン・ウェイトリーはオーディションを受けた後にその事実を知って「だめだこりゃ」と思ってたと(笑)
ルイスが年下のほうが、救いはありそう?なのでしょうか。少なくとも、ルイスに 乗り移 後を託せた、という意味では ( ... )
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