年が明けてもマイブーム

Feb 04, 2011 00:11

皆様あけましてお・・・お・・・

鬼はそと~     orz (この記事を描いてるのは2月4日)

と、すっかりロム専になってるかわうそですが、現在チャンネル銀河にて「ルイス警部」「主任警部モース」「ニュートリックス」「独眼竜政宗」ざんまい、TVライフのインプットには忙しく過ごしてます。

ルイス・モースのマイブームは今のところとどまる気配なく、コリン・デクスターのモースシリーズ原作も密林マーケットプレイスで買い集めてしまいました。



☆☆☆原作モース☆☆☆

ドラマ版よりずーっと困ったちゃん・変人・才能キラリのわがまま警部モース。
美女とみればすぐ恋しちゃう好色ロマンス度も高ければ、ルイス好き好き度がまたドラマ版より強烈で、おかげで何度もお茶吹きました。

以下「キドリントンから消えた娘」より。
若い娘の失踪事件を担当することになり、殺人事件でないと気が乗らないモース。
それに対し、「彼女が生きてたら素晴らしいことじゃないですか」と、純粋な姿勢でモースを感化するルイス。
捜査が佳境に入ってきたところで、(モースにこき使われたせいか)ルイスは高熱を出し、奥さんに医者を呼ばれて仕事に出られなくなってしまいました。
そのときのモースの反応。

モースは急いで書いたものを読み返しながら、力なく微笑した。それは全部ルイスのために書いたものだった

とか

翌朝の六時十分にモースは車で出発した。だいたい五時間かかる。誰か話し相手-とくにルイスがいたら―もっと楽しいドライブだったろう

とか

事あるごとに「ルイスルイスルイス」です。

また多くの場面でルイスのプロフェッショナルな捜査とそれに基づくストレートな推理は、事件解決へのモースの芸術的インスピレーションに繋がります。
これってルイスはモースのミューズってこと?(笑)
(複雑な推理に熱中するモースはルイスの単純明瞭な推理をたいてい箸にも棒にもかけず、あとになって「ルイス、君にあやまらなければ」とやってますが)。

事件の内容が鬱なので読んでいて気が重くなることしばしですが
(そこが魅力でもあり。ドラマ版の物悲しげなサントラは秀逸)
モースとルイスのやりとりが面白すぎるのが反作用となってくれるので、いいです。
モエはウツを越える。

☆☆☆ドラマ「ルイス」と「モース」☆☆☆

CH銀河では『ルイス』と『モース』並行放送してくれてるので両作品を比較する楽しみもあります。

『主任警部モース』は画面も内容も暗く泥臭く重厚で、語らずとも伝わる本物志向の魅力あり。

若き部長刑事ルイス、身分をわきまえてかセリフがあまり無いように見え、実はモースへのひとことツッコミが結構強烈。しかし嫌味は全く感じません。
むしろモースの嫌味の連射を軽いキャッチボールで返す快さがあり、( 本人にそのつもりがあるのかないのかよくわからないあたりがまた絶妙)それが観ていて面白い!

以前ミスチャンの録画で見たときはモースが一方的に部下ルイスを振り回してる印象でしたが、今みるとルイス部長刑事もなかなかどうしてです。

「#3 死者たちの礼拝」にて。
事件現場である教会の屋上に登りながら「自分は高所恐怖症なんだ」と真っ青になって油汗ながしてるモースに、ルイスは当たり前のように「警部、見てください」と下をのぞかと、そこには転落した死体があり、モースは気を失います(モースは死体も大嫌い)。

そんなモースのネクタイを緩めて脈をとるルイスの、ごく冷静な姿。
実は気が弱いモースに対し、ルイスの隠れた底力を感じさせる場面として印象に残りました。
(3月8日追記:「#8ハンベリーハウスの殺人」でもモースの高所恐怖症をさりげなくからかうルイスの場面があり、笑わせてもらいました)

『ルイス警部』のほうは内容も映像も明るく…
いや数々起こる事件はどれも暗いですが、「モース」みたいにどうしようもない悲しさ暗さがないというか・・・
正直、事件はどうでもよい(笑)

ルイスとハサウェイの初々しい不思議ちゃん関係と、彼らを見守る仲間たち(女検死医と女上司)の友情になぜか清々しささえ感じ。
ベテラン警部となり不幸と孤独を味わって齢を重ねても、やっぱりルイスの常識的で素朴に根があったかい人柄が、そういう作風にさせるのかしら。

(モースは清々しさとは程遠いように感じます。
でもそんなわがまま上司モースを見捨てられない部下ルイス、という構図もまた良し)

それにしてもルイス、「#7 業火の祈り」では、だんだん親しくなってきたハサウェイとの間になぜか秘密をつくらねばと思いたち、こっそり家庭菜園に挑戦してみたり。
ハサウェイが(本人その気がなくても)捜査と関係ある個人的秘密を隠していたと判明すると大癇癪を起こして聞く耳もたないし(「だから言いたくなかったんです!」とのハサウェイの半泣きの心の叫びが聞こえる場面でした)。
おかげでハサウェイは傷心のあまり”もー、どーでもいい”状態で犯人の罠にまんまと飛び込んじゃうし。
めちゃめちゃ怒って見せながら、ルイスはハサウェイのため文字通り”火の中へ飛び込”んじゃうし。
犯人によって真相が明かされ、死が目前に迫っても動じないほどの傷心ぶりだったハサウェイは、助け出された病院で目覚めて一番、警部が救ってくれたのが嬉しくてニンマリしてるし。
ハサウェイの愛”鐘の音”がまた、素敵すぎるラストシーン。

「#8 名士たちの秘密」では、プライベートでスカッシュやってハサウェイのプレイに翻弄され(笑)腰痛めるルイス。(明らかにスカッシュに慣れてるハサウェイに運動不足のルイスが誘われ墓穴を掘ったかと)、
奥さんとの思い出の最後の品ベッドマットレスをハサウェイの口車にのって夜中に違法に捨てに行く冒険があったり(ハサウェイはルイスが腰痛めてるの知ってて運ぶの手伝わせるし)。

制作側はどこまで視聴者に二人の友情成長をアピールしたいのかわかりませんが、楽しすぎるのでもっとやってください。
(二人それぞれ、ときどきのちょっとした恋愛エピソードも、あて馬としか思えません)

☆☆以下余談 他ドラマ☆☆

『独眼竜政宗』、ほぼベルト放送でタイトなスケジュールですが、とにかく各役者さんの演技が素晴らしく脚本も面白くワクワクして見ております。
ケン・ワタナベさすが、今も素敵ですが、あんなに若いころからすごい迫力の存在感。

終わってしまったドラマですが、年末までBS11でやってた「クルーソー」もなかなか面白かったです。
ショーンビーンが出てるのに気がついて見始めたのですが、彼は主人公のお父さん役でした。
そんなお年頃なのね。
AmazonでDVD見つけましたが、内容紹介がいきなり”イケメン≪クルーソー≫…。
確かにいろいろ目の保養でしたが。
フライデー役の彼もイケメンで。
異文化・異人種の二人の深き友情がストーリーのメインテーマの一つになってたのですが、なにせお二人さん、暇になると日々戦いごっこで互いの技を磨いている。
あんたたち、戦いごっこせずにいられない男の子か、じゃれワンコか、少○ジャンプか(笑)とツッコミ入れて観ていたので、個人的にモエはありませんでしたが、コスチューム冒険ものとして面白かったです。
偶に出てくる女性キャラクターもなかなか素敵でした。

ミスチャンでの『騎馬警官』番宣でフレイザーがやたらイケメンと呼ばれていたのを思い出した。
確かにイケメンですが、フレイザーを表現するにはそんな言葉じゃあまりに足りなすぎ。

lewis, morse

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