旧ソ連から来た人が日本で美容室へ行くと、大概感動する。私も日本の美容室の技術の高さ、サービスの良さは最高だと思う。

今をさかのぼること13年前、私はモスクワに留学していた。言葉がわからない内に外国で美容室へ行って髪型の説明などをするのは至難の業だ。そこですぐには美容室に行かなくても済むように、日本にいるうちにかなり髪を伸ばしていた。ロングヘアーはショートに比べれば美容室へ行く回数が少なくて済む。それでも半年もすると限界で、ある時ついに大学の寮の近くにある美容室に行ってみた。

日本では美容室で働いているのは大体20代から30代の若手が多い。きっとある程度の年齢になると、独立して自分の店を持つようになるのだろう。だがモスクワの美容室（というより床屋と言った方がいいかも）に入ってみると、働いているのは ( Read more... )

というほどでもないのだけれど、私に絵が描けたらなぁと思う。別に絵と言っても展覧会に出すような絵ではなく、イラスト程度のものが描ければいいのである。イラスト入りの面白いブログを見て安易にそう思っただけだが、それ以前に文才がないという点は無視することにする。子どもの頃から漫画やイラストに親しむようになっている現代日本では、全く描けない人の方がめずらしいほどであるが、私は描けない。時々私ほど不器用で創造力がない人間が他にいようか、と思うほどである。

日本語教師養成講座に通っている時もそれを痛感した。演習や実習では教科書のほかにそれぞれ自作の教材を作って模擬授業を行うのだが、クラスの他の人たちの描いてくる絵のうまいこと。もちろんみんな素人で、普段から絵を描くような生活をしているわけではない。 ( Read more... )

先日カザフスタンのお客さんに大阪を案内していた。午前中大阪港一帯をぷらぷらしてさてお昼。どこで食べようか。お寿司屋さんでもいいのだけど、通常旧ソ連圏の人は、お寿司は食べ慣れている。日本に来た人は大概、モスクワやアルマトゥイで「スシバー」(寿司を食べさせるカフェ)がいかに多いかを得意げに言う。日本に来るとほぼ毎日のように回転ずしに足を運んで飽きない人もいる。というわけで、このお客さんも当然何度か寿司は食べている。では何にするか。やっぱり思い浮かぶのはお好み焼きだ。せっかく大阪に来たんだから粉もんも食べないとね！というわけでお好み焼き屋さんに連れていく。

ここで一つ問題がある。中央アジアの人は普通、豚肉を食べない。敬虔なイスラム教徒はもちろん、そうでない人も食べない。現地では誰も食べないので、 ( Read more... )

公訴時効を廃止する方向で、法務省の審議が進んでいると聞く。これは殺人など重大な犯罪に限られ、窃盗など人身を害しない犯罪はこれに含まれない。この動きに対し、日弁連の刑事法制委員会事務局長代行の山下幸夫弁護士が、「容疑者や被告の権利は不変のもので、国民の意識に影響されてはいけない」と反発したそうだ。（http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009071802000054.html）

ちょっと待て、と思う。確かに犯人として身柄を確保された人間が、最低限の人権を保障されて取り扱われるのは当然である。でなければ拷問やそれに類する取り調べが横行し、公正な裁判が望めず、冤罪の人間が多々発生するからである。だが、 ( Read more... )

先日田原総一郎氏がテレビ番組の中で、拉致被害者である有本恵子さんや横田めぐみさんについて、「外務省も生きていないことが分かっている」と発言し物議をかもした。さらにこの発言により精神的苦痛を受けた、として有本さんの両親が田原氏を提訴した。娘を攫われたご両親にとって、この発言が非常に酷であったことは理解できる。そのことについては田原氏も謝罪している。だが田原氏をうそつき呼ばわりすることはどうだろうか。

客観的に見て、有本さんが生きている可能性は少ないと私も思う。幾多の拉致被害者の中でも、生存の可能性が限りなく低いグループに入っていると思う。なぜなら北朝鮮には人権など無く、支配層にとって都合の悪い人間はあっさり殺してしまうからだ。そして、有本さんは北朝鮮にとって、その都合の悪いことをした。
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カザフスタンは世界第９位の面積を持つ広大な国である。東西は約３０００キロ、南北は約１８００キロに渡る国土を有する。この国は石油を中心に、豊かな天然資源を持つことでも知られている。今回はそのカザフスタンを旅行してきた。長年行きたいと思っていたが、これまでなんとなく踏ん切りがつかなかったのである。直行便はないし、ヴィザを申請しなければいけない国へ行く、というのは、日本人にとって結構めんどくさいことなのだ。しかし今回ついに思い切って、というほど大げさではないが、行くことにした。ヴィザの取得は案外簡単だった。大使館のHPにある書式２種類をダウンロードして自宅で作成、パスポートと一緒に郵送すれば、一週間くらいでヴィザのシールを張って送り返してくれる。ロシアヴィザ取得よりよほど簡単だ。さて季節は春。 ( Read more... )

昨年は日本語教師の資格を取った。カザフスタンに行って仕事がしたい一心からであるが、どうも仕事はなさそうだ。私にもできそうな仕事で、おまけに日本の方から金が出そうな仕事が他に思いつかなかったからなのだが、なかなか思うようにはならない。

だがただ待っていても仕方がないし、今年もやっぱり春はひまなので、何か別の資格をとってみることにした。今度は簿記に挑戦してみよう。日商簿記検定の試験が6月にあるので、とりあえず3級に合格することが目標だ。簿記の3級くらいで就職ができるはずもないし、カザフスタンにも全然関係がないが、もしかしたら自分でビジネスを始めたり誰かを手伝ったりするということがこの先全く無いとも言えないではないか。

とはいうものの、何せ数字の勉強なんて、20年近くやっていない。 ( Read more... )

グルジア政府から日本政府に対し、国名表記変更の依頼があったそうだ。いわく「グルジア」という表記はロシア語でグルジアを表すGruziyaの転写であり、不愉快である。英語でグルジアを表すGeorgiaに基づいて「ジョージア」に変えて欲しいとのこと。ロシア憎けりゃロシア語まで憎しということだろうが、そこまでロシアが嫌いなんだな、と改めて感心する。

それならいっそグルジア語でグルジアを表す言葉を使ってほしい、と言えばいいのではないだろうか。でもそれだとさすがに大幅に変わりすぎて悪い、と思っているのかもしれない。グルジア語では自国のことをSakartveloと呼ぶ。「グルジア」とは似ても似つかない言葉だ。外務省では「ジョージア」だとアメリカのジョージア州と一緒で紛らわしいし、「サカルトヴェロ」 ( Read more... )

Прошлые выходные я провела в Китае, в Сучжоу, со своей подругой, работающей в этом городе. Люди зовут этот город Восточной Венецией, потому что в центральной части города вдоль и поперек распространяются каналы, и там в старое время развивался водный транспорт. Лично я считаю, что, лучше назвать Венецию Западным Сучжоу, потому что Сучжоу был в ( Read more... )

いまさらだけど、今日mixiに入ってみた。聞きしに勝る大きなＳＮＳ。ロシア語関連のコミュニティーも掃いて捨てるほどある。私の出身大学関係のコミュニティーなども、いちいち内容をチェックするのがばかばかしくなるほどの数がある。Live Journalとはえらい違いだ。色々検索するだけで疲れた。私にはこっちの方が人が少なくて気楽かな。なんか向こうだと、人が読むことを前提としたことばかり書かないといけないって気にさせられてしまう。それに、mixiだと日本人か、日本在住の外国人しかいないし、それもつまらない。どうしインターネットを使うなら、世界中の人とつながってるって感じられた方が面白い。そんな事を書くと、せっかくmixiに招待してくれた人に悪いんだけど・・・